伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

京都国立博物館・明治古都館の特別公開

 


だいぶ前になるが、3月に京都国立博物館へ行った時、偶然京博で以前の本館である明治古都館が特別公開されていた。

 

京都国立博物館の旧本館・明治古都館は重要文化財に指定されているが、普段は耐震不足のため非公開になっている。
以前は旧本館で展示会も開いていてよく見に行ったものだったが、いつのころからか、免振のため改修するとのことで展示は行われなくなり、玄関扉も閉じたままになっている。

 

 

今回はその古都館の入り口から入った広間のみが特別公開されていた。
おそらく1日だけの公開だったのだろう。
平成知新館の展示を見るため京博へ行った日に、偶然、古都館が特別公開されていてラッキー💖と思い、展示を見る前、すぐに古都館へ入ることにしたのだった。

 

 


京都国立博物館

www.kyohaku.go.jp

 

建物概要

www.kyohaku.go.jp

 



昔に展覧会で(古都館に)入った時は当然、展示物を見るために入っていたので、当然ながら建物内部までには注目していなかった。

 

ただその頃、古都館の内部へ入った時に、館の中ほどにある大広間が素晴らしい内装だなと思いつつ、この本館の見学ツアーがあればいいのに、などと考えたこともあったのだ。

今回、展示品のない古都館の玄関口を入ってみて、やはり内部の装飾までが美しいことを再認識した。

 


それにしても今回公開されていた玄関口の小広間は昔、展覧会に通っていた頃にこんな場所があったとはまったく意識していなかったので驚きだった。

館内のどこを見ても─扉、柱、天井など装飾が美しくため息が出るほどである。

古都館の入り口から入り、広間へ通じる扉がまず美しい。

 

乳白色の装飾的なデザインと、壁の白とのコントラストも美しい。

 

 

広間から外を見てみてもまた美しい。
京博は庭も美しいのだ。

 

扉に施された装飾もいちいち美しいデザインでどれも写真に収めたくなる。

 


この京都国立博物館を設計したのは片山東熊という宮廷建築家であり、赤坂離宮・迎賓館を設計した人でもある。
他には奈良国立博物館も片山の設計だ。
デコラティブな内部まできっちりデザインされているのも片山の仕事だろう。

 

 

天井は日本の格天井を思わせるが光が入るように設計されているようだ。


四方の柱も奥の窓のデザインも見事。
また柱の上の装飾もしっかりデザインされていて、部屋のどこを見ても嬉しくなるくらい建築オタには涎の出るような💦内部であった。



広間にはパネルが設置されていて、京博の敷地は昔は秀吉の建てた方広寺跡という説明書きがあった。

 

設計者・片山東熊の紹介パネルもあった。
ジョサイア・コンドルに学んだ、などと書かれている。

 


とにかく扉のデザインが美しいので部屋の内部まできっちり設計されていることに感動しつつ、どんどん写真に収める。

 


古都館の中央玄関の上のペディメントに鎮座している彫刻、「毘首羯磨(びしゅかつま)」の木彫の原型の写真も飾られていた。

 

右側は伎芸天である。

 


京博を象徴する彫刻で、古都館の入り口でひときわ目立ち、異彩を放っている。
本館はルネサンス様式の建築ながら東洋のモチーフをあしらい和洋折衷でありつつ、しかも彫刻はギリシャ風に彫られており、これが好きすぎて堪らない笑。

 


別室に通ずる扉そのものも美しいが、扉の上のデコラティブな装飾もこれでもかというくらい素晴らしく、片山東熊の面目躍如という感じ。


玄関口の広間だけでもこのような細部にわたって装飾的な美意識に貫かれている。

 

 


全館公開となればどれだけ美しい内部が堪能できるだろう。
今のところ耐震工事も行われていないし、再開の目途も立っていない。
何らかの事情で工事が出来ないままなのか…。残念で仕方がない。
一刻も早く前みたいに古都館へ入れる時が来ることを祈ってる。

 

 


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