伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

祇園祭・宵山は晴れていて…

2025年の祇園祭、前祭の山鉾巡行は大雨に見舞われた(>_<)。
時々こういうことはあった。
17日の巡行の日だけ雨で、次の日はからっと晴れるとか。
ここ数年は晴れの日が多かったから、珍しいことではあるけれど。

 

朝、6時半ころから降り始めてだんだん雨が強くなって来たので、
さすがの祇園祭大好き、山鉾巡行大好き、巡行ウォッチャーの私も、
巡行を見に行くのは断念した(T_T)。

 

雨に打たれながら写真を撮るのは至難の業…というか、
傘は差さずにレインコートで体を覆って(被写体を)狙うのが正しいと思うが、
年寄りなのでそんな根性はなく…(>_<)、とっとと巡行を見るのは断念した。


16日の宵山も朝は雨の予報だったが、何となく晴れて来て地面も乾いて来た。
午後から晴れるとの予報だったが、人の少ない午前のうちに、と思い、
10時半過ぎ頃から急遽、思い立って宵山へ行くことにした。

午後から断続的に雨が降って来て、雷も鳴ったり、かなり激しく降った時もあったので、
午前に行っておいて良かった。
(雨に見舞われた見物客は気の毒だった…)

 

 

 



 

今年は雨にたたられた祇園祭・前祭だったが、こういうことは何年かに一度はある。
暴風の中で巡行した時もあった。


雨が降ると懸装品をかけずに巡行したり、
そうでなくともビニールに確実に覆われるので楽しみは半減してしまうが、
テレビ(KBS京都)で巡行を見ていると、
あの雨の中でも健気に巡行に参加し、ずぶ濡れになりながら歩いたり、
くじ改めをしている参加者たちを見ていると、
例年よりもはるかに尊いものを見ている気がした。

傘を差している人たちも和傘だったり、なんと風流な。。
お天気の日とはまた違う風情があったような。


鉾を曳いている曳き手の人たちや、山の舁き手の人たち、

車輪を操作する車方の人たち、
鉾の屋根の上にいる屋根方たちは傘も差さず(差せず)、
濡れたまま巡行していたし、
綾傘鉾の棒振り踊りも大雨の中、
子どもたちも大人も何食わぬ顔で務めている姿に感動した。
大変な思いをして巡行した方たちは本当に素晴らしかった。

どんな時も祇園祭はすごい。すごいのだ。

 

というわけで、
晴れている間に行って来た7月16日の祇園祭宵山の様子をアップすることに。


まず地下鉄で四条烏丸駅まで行き、駅から一番近い
烏丸通に面していて、四条通を少し上がった所に会所がある孟宗山へ行く。

 


孟宗山の懸装品(前掛け・胴掛け)はエキゾチックな駱駝の絵が特徴だ。
平山郁夫の原画をもとにした胴懸である。

 

会所にはそれらの懸装品がすべて飾られていた。

さらに奥には御神体(人形)の孟宗が着用する衣装も飾られている。

 

孟宗山の後ろを飾る見送りは、竹内栖鳳作の墨絵による竹林図だ。
カラフルな懸装品が多い中、モノトーンのこの墨絵は異彩を放っている。
現在は栖鳳の原画をもとに織った織物が巡行に使われているそうだ。
飾ってあったのが栖鳳直筆の物か、織物なのかは分からず(>_<)。


そして御神体人形の孟宗も、顔が少し見えるように飾り付けてあった。

 

 

孟宗山は地味な山だが、見応えはある。
今回は四条烏丸から一つ北の錦小路通りへ東向いて歩き、
占出山、霰天神山、そして新町通まで行って南下して放下鉾、
という狭い範囲(>_<)のルートを巡った。

 

烏丸通を孟宗山から少し北へ行ったところにファイテンショップ本店がある。
なぜか店は閉まっていて、休みだった(>_<)。
でも、ウィンドウの羽生結弦さんのポスターはすかさず写真に撮る。


四条通から錦小路通りへ入り、少し西へ行ったところに占出山がある。

 


占出山の懸装品は前掛け、胴掛けが日本三景を描いたもので、
水引は三十六歌仙である。

 

占出山の会所ではそれらの古い方がすべて飾られている。
巡行の際には新しく復元新調されたものを掛けるが、
会所ではこうしてもとの方も飾ってあるのだ。

日本三景とは松島、宮島、そして天橋立である。


こういうのが見たくて会所巡りをしたくなるというわけである。

占出山の御神体神功皇后で、
釣った鮎で占いをしたとかいう逸話に基づいて作られた山だ。

 


会所の一番奥にはガラス張りの部屋があり、そこには新しい懸装品が飾られていた。
この新しい方を巡行の時、山に飾り付けるのだ。
水引や胴掛け、見送りが展示。

古いものに比べて三十六歌仙の背景も金地に輝いている。



占出山は今年の山一番だったので、山壱番の張り紙もしてあった。

 


占出山からさらに錦小路通りを西へ進むと霰天神山がある。
こちらも会所で懸装品のすべてを展示していた。

 


霰天神山の左右の胴掛けは上村松篁・上村淳之の親子競演の原画による
綴織り、だが御幣が邪魔して💦うまく写せなかった。


前掛けは16世紀のベルギー製イーリアスを描いた毛綴りである。

 

 


そして新町通まで西へ歩き、新町通を少し南へ下がっていよいよ放下鉾へ行く。

 


ビニールがかかっているので分かりにくいが、
水引がやはり曳き初めの時と同じ「華厳宗祖師絵伝」の船が見える…


放下鉾の会所は他の鉾の会所と違い、2階へ無料で入れる。
だから好きなのだ💦


靴を脱いで上がるとすぐそこに天井を飾る天井幕が展示されている。
真ん中に鉾の真木を通すための穴がぽっかり開いていて、
その回りに四季の花が描かれている。

 

 


そして階段を上がって2階へ行くと、正面に皆川泰蔵作の
ローケツ染めによる見送り「バグダッド」がある。


今年もこのバグダッドを見にやって来た。
エキゾチックな絵柄とフクロウが印象的。
フクロウは放火鉾のマスコットキャラクターにもなったりしている。


2階の壁にはメダリオンの胴掛け?や真新しい水引などが飾ってある。

 



 

稚児人形が被る冠も飾ってある。
とても豪華だ。


放下鉾の稚児人形は三光丸という名前がついている。
放下鉾の鉾頭(ほこがしら)である、月・日・星の3つの光が下界を照らす、
という三光にちなんでつけられた名前だ。

この三光丸も激写!
無料で写真を撮るのは気が引けるので、浄財を少しばかり出す。

 

 

 

放下鉾の会所を今年も見られたので満足して帰途に就いた。
巡行は雨になり少し残念だったが、
放下鉾は見送りもちゃんとバグダッドを掲げて巡行していたのが感動だった。
水引は古い方を使っていた。
掛けかえるのが出来なかったからだろう。

 

 

来年は晴れた中での巡行になることを願って。。

 

 

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